禁煙外来

女性医師がパンフレットを手に男性患者と向き合って診察・相談を行う様子

「何度も禁煙を試みたけれど、自分の意志だけではなかなか続かない」——そう感じている方は少なくありません。
たばこへの依存は意志の弱さではなく、ニコチン依存症という治療できる病気です。
大阪・上本町のうえほんまちかづクリニック糖尿病内分泌内科では、保険診療・自費診療の両方に対応した禁煙外来を行っています。
歯科を併設しているため、喫煙によって乱れがちな口腔内の環境もあわせて整えていけることが当院の特徴です。

禁煙外来とは

禁煙外来は、ニコチン依存症と診断された方が、医師のサポートと禁煙補助薬を使いながら無理なく禁煙を目指す診療です。
標準的な治療は12週間・計5回の通院で行います。自分の意志だけで禁煙する場合に比べ、補助薬を使った治療のほうが禁煙の成功率は高まるとされています。

喫煙が全身に与える影響

たばこは肺や呼吸器だけでなく、高血圧・糖尿病・脂質異常症・動脈硬化といった生活習慣病を悪化させる要因になります。口腔内では歯周病や口腔内トラブルの一因にもなります。
当院は糖尿病内分泌内科として、こうした全身の状態を確認しながら禁煙をサポートします。

禁煙外来をおすすめしたい方

次のような方には、禁煙外来での治療をおすすめします。

  • バセドウ病、高血圧、糖尿病、脂質異常症、動脈硬化性疾患などをお持ちの喫煙者の方
  • ご家族のために禁煙したいと考えている方
  • 自分の意志だけでは禁煙が続かなかった方
  • 喫煙による口腔内のトラブルが気になる方

保険診療と自費診療について

当院では、保険診療・自費診療の両方に対応しています。条件によって対象が分かれます。

保険診療を受けられる条件

次の4つの要件をすべて満たす方が、保険診療の対象となります。

  • ニコチン依存症スクリーニングテスト(TDS)が5点以上
  • ブリンクマン指数(1日の喫煙本数×喫煙年数)が200以上 ※35歳以上の方(35歳未満の方は数値を問いません)
  • ただちに禁煙したいという意思がある
  • 禁煙治療の説明を受け、同意している

自費診療の対象となる方

  • ブリンクマン指数が条件に満たないが、治療を希望される方
  • 過去1年以内に保険での禁煙治療を受けた方

禁煙治療の流れ・スケジュール

標準的な保険治療では、12週間のあいだに計5回通院します。
各回、診察・処方・呼気一酸化炭素濃度の測定を行います。

回数 時期の目安 受診内容 所要時間
初診 問診票・同意書の記入、TDSテスト、呼気一酸化炭素濃度測定、診察、処方 約10〜15分
2回目 2週間後 診察、処方、呼気一酸化炭素濃度測定 約5分
3回目 4週間後 診察、処方、呼気一酸化炭素濃度測定 約5分
4回目 8週間後 診察、処方、呼気一酸化炭素濃度測定 約5分
5回目(最終) 12週間後 診察、呼気一酸化炭素濃度測定 約10〜15分

※加熱式たばこの場合は、呼気一酸化炭素濃度の測定は行いません。2〜4回目はオンライン診療でも受診できます(別途、通信費用などが必要です)。

治療中にお願いしていること

禁煙すると食欲が増すことがあります。そのため、喫煙本数や体重の推移を確認させていただきながら治療を進めます。

使用する禁煙補助薬の種類

ニコチン依存度・併用しているお薬・副作用歴・ライフスタイルなどを総合的に考えて、患者様に合った薬剤をご提案します。当院では飲み薬と貼り薬の2種類を取り扱っています。

貼り薬|ニコチネル TTS(ニコチンパッチ)

ニコチンを皮膚から吸収させる貼り薬です。毎日1枚を皮膚に貼り、離脱症状を抑えます。禁煙開始日から使用し、8週間を目安に、サイズの大きいものから小さいものへ切り替えていきます。

飲み薬|チャンピックス(バレニクリン)

ニコチンを含まない飲み薬です。脳に作用することで、禁煙に伴う離脱症状やたばこへの切望感を軽くするとともに、喫煙したときの満足感を得にくくします。禁煙を開始する1週間前から飲み始め、12週間服用します。

費用の目安

費用には、初診・再診料、呼気一酸化炭素濃度測定、薬代などが含まれます。

保険診療の場合(3割負担)

12週間(5回通院)の総額の目安は、13,000〜20,000円程度です。使用する薬剤により異なり、ニコチンパッチで約15,000円、チャンピックスで約20,000円程度が目安です。

自費診療の場合

初診から5回目までの総額で、ニコチンパッチが50,000円、チャンピックスが70,000円です。

副作用と注意事項

主な副作用

  • チャンピックス:倦怠感、むかつき、不眠、悪夢などがみられることがあります。
  • ニコチネル:皮膚のかゆみ・赤み、不眠、頭痛など。使用中にたばこを吸うと、めまいや動悸が起こる可能性があります。

副作用が出たときの対応

症状によっては治療を中止する必要があります。気になる症状があらわれた場合は、電話などでご連絡ください。

治療を受けられない・推奨できない場合

妊娠中の方、以前に使用してアレルギー症状が出たことがある方、狭心症・心筋梗塞の発症直後、重篤な不整脈、脳梗塞・脳出血の直後の方などは、治療を受けられない、または推奨できない場合があります。持病やお薬は、事前に必ずお知らせください。

当院で禁煙外来を受けるメリット

当院は歯科を併設しているため、禁煙治療とあわせて口腔内の衛生状態も一緒に改善していけます。喫煙は歯周病や口腔内トラブルの一因になるため、禁煙と口腔ケアを一貫して行える点が当院の特徴です。

また、糖尿病内分泌内科として、高血圧・糖尿病・脂質異常症などの生活習慣病を抱える方の全身状態を確認しながらサポートできることも強みです。禁煙を、生活習慣や基礎疾患を見つめ直すきっかけにしていただければと考えています。

よくあるご質問

  • 禁煙外来は何回通えば終わりますか?

    標準的な保険治療では、12週間で計5回の通院が基本です。初診のあと、2週間後・4週間後・8週間後・12週間後に通院します。

  • 治療期間中にタバコを吸ってしまったらどうなりますか?

    吸ってしまっても治療は続けられます。我慢できなかった状況を医師と共有し、次につなげていきましょう。一人で抱え込まず、遠慮なくご相談ください。

  • 加熱式タバコ(IQOS等)でも治療対象になりますか?

    加熱式たばこの方も治療の対象です。ただし、加熱式たばこの場合は呼気一酸化炭素濃度の測定は行いません。

  • 一度で禁煙できなかった場合、再挑戦できますか?

    再挑戦は可能です。保険診療での再治療には、前回の治療開始から1年以上経過していることなどの条件があります。条件に満たない場合は、自費診療での治療が可能です。

  • 飲み薬と貼り薬、どちらが効果的ですか?

    どちらが向いているかは、ニコチン依存度・併用薬・副作用歴・ライフスタイルによって異なります。診察のうえで、患者様に合ったものをご提案します。

  • 治療中にアルコールは飲めますか?

    過度な飲酒は禁煙の妨げになりやすいため、控えめにすることをおすすめします。お薬との関係で気になる点があれば、診察時にご相談ください。

  • 妊娠を希望していますが治療を受けられますか?

    妊娠中の方は治療を受けられません。妊娠を希望されている場合は、診察時に必ずお伝えください。状況に応じてご案内します。

  • 持病があっても治療を受けられますか?

    狭心症・心筋梗塞の発症直後、重篤な不整脈、脳梗塞・脳出血の直後などでは、治療を受けられない場合があります。持病やお薬は事前にお知らせください。

禁煙は、一人で続けるのが難しいものです。「やめたいけれど続かない」という方も、まずはお気軽にご相談ください。
大阪・上本町のうえほんまち かづクリニック糖尿病内分泌内科が、あなたの禁煙をサポートします。

診察のご予約について

当院は予約優先制です。お電話またはWeb予約にてご予約のうえご来院ください。

うえほんまちかづクリニック 糖尿病内分泌内科

〒543-0041 大阪府大阪市天王寺区真法院町7-31 五条ビル3階

電話番号:06-6718-7506

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